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中世暗黒時代ミニチュアゲーム『SAGA』紹介 第4回 勢力 その2

前回に引き続き、Sagaに登場する勢力を紹介いたします。全部を一気に紹介すると、かなりの分量になるので、勢力のデータが掲載されている本ごとに計4回に分けて掲載

基本的に以前の紹介記事を読んだ方向けの内容なので、まずはそちらをお読みください。

それでは早速はじめましょう!

■ノーザン・フューリー(Northern Fury)

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◇ヨムスヴァイキング(Jomsvikings)

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歴史:
ヨムスボルグに砦を構えるヴァイキングの傭兵団(おそらく実在しなかったとされる)。厳しい試練を突破した者のみが入団を許されるエリート集団。他のヴァイキングがキリスト教徒となる中、オーディンやトールを熱心に信仰していた。

『ヴィンランド・サガ』では北海最強の軍団と称され、ヨーム戦士団という名前で登場。ちなみに団員の「のっぽのトルケル」は(ヨムスヴァイキングが実在するとすれば)実在の人物。もっと知りたい方はWikipediaの「ヨムスヴァイキング」のページを参考にどうぞ。

ゲーム:
基本的にヴァイキングなので接近戦型……というか射撃を一切持たず、エリート集団であることを再現しており、レヴィも存在しない。騎兵もなし。全員デーン・アックスを装備可能。

固有の特殊ルールである「激怒(Wrath)」があり、バトルボードのアビリティの多くが、特定の効果を発生させるか「激怒」を増やすかのどちらかを相手プレイヤーに選択させるという形になっている。

そして一定までたまった「激怒」を開放すると、敵ユニットを動かしたり敵の行動をキャンセルしたり、伝説の存在であることを再現してか、もはや魔術の領域に突入している強力なアビリティを持つ。

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ヒーローは、ヨムスヴァイキングの首領で「トルケル」の兄「シグヴァルディ(上画像)」と、ヨムスヴァイキングのサガに登場する若き戦士「ヴァウン」。「シグヴァルディ」は、雇い主である王を裏切った話を再現し、敵近くでも一騎打ちをしなくていいという卑怯なルールを持ち、「ヴァウン」は周囲の味方ユニットを強化するが、必ず単独で突撃し、疲労で動けなくなるまで全軍休憩不可という脳筋にも程があるルールを持つ。

◇アングロ・サクソン(Anglo-Saxon)

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歴史:
ローマ帝国がブリタニアを放棄した後にブリテン島に移住してきたゲルマン系の人々。中世暗黒時代では、スコットランド人、ウェールズ人、ヴァイキングなどを相手に戦った。また、デーン人の王の配下に入り、国を持った者もいた。

『ヴィンランド・サガ』で、ヴァイキング達にひどい目に合わされている人たちの多くが彼ら。もっと知りたい方はWikipediaの「アングロ・サクソン人」のページを参考にどうぞ。

ゲーム:
他勢力よりレヴィが強いという数で押すタイプの勢力。レヴィのみがボウ/スリングを装備可能で、ウォーロードのみ騎兵となることが可能。

バトルボードは、ユニット内の兵が一定数以上いると発動するというものが多い。その中でも、全てのレヴィが1ターンの間ウォーリアーと同じ能力値を得るというアビリティ「サクソン王国(Saxon Kingdom)」が強力か。

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ヒーローはイングランドのほぼ全域を支配し、デーン人と戦った「アルフレッド大王(上画像)」とその孫でありデーン人を追い払い土地を奪還した「アゼルスタン」。アルフレッドは優れた王であることと不健康であったことは再現されているが、パンを焦がしておばさんに怒られるルールは無し。

◇ブルトン(Bretons)

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歴史:
5世紀の終わり頃にブリテン島からフランス北部に移住したブリトン人の末裔。中世暗黒時代には、ブルターニュ王国(後に公国化)を築き、侵略してくるヴァイキングやノルマン人と激しく戦った。

『ヴィンランド・サガ』には未登場。もっと知りたい方はWikipediaの「ブルターニュ半島」のページを参考にどうぞ。

ゲーム:
全クラスがジャベリンを装備し、ウォーロード(強制)/ハースガード(強制)/ウォーリアー(選択)が騎兵となる騎兵中心の射撃型勢力。ウェールズ人と同くケルト系なので、戦い方も似ているということか。

バトルボードの能力はウェルシュとノルマンを足した感じになっており、機動力を活かしてジャベリンを一斉に投げて各個撃破を狙うといった戦い方が得意。

ヒーローはブルトン人独立のためにフランク人の支配者に反旗を翻した「モーマン」と、ヴァイキングを追い払いブルトン人の国家を再建した「アラン2世」。「アラン2世」は神に助けを乞うことで、奇跡を起こすことができるなどファンタジックな能力の持ち主。

◇スコット(Scots)

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歴史:
カレドニア(現在のスコットランド)の西海岸に移住してきたアイルランド人の子孫。そこにいたピクト人やヴァイキングを倒し、ピクト人のアルバ王国を乗っ取った(史実かどうかは怪しいらしい)。後に、イングランドを支配したノルマン人とも激しく戦った。ちなみに、この頃はいわゆるタータンを身につけてはいないものの、チェック柄の服を着ていたのではないかとされている。

『ヴィンランド・サガ』には未登場。もっと知りたい方はWikipediaの「スコットランドの歴史」のページを参考にどうぞ。

ゲーム:
防御と反撃に特化した勢力。ウォーロード/ハースガードが騎兵になることが可能。徒歩のウォーロード/ハースガード/ウォーリアーはスピアと盾を装備しこの勢力特有の「スピアマン」となる。レヴィがボウとスリングを装備可能。

バトルボードは防御用のダイスを増やすアビリティが豊富で、それを攻撃用のダイスに変換するアビリティも持つため、自分から敵へ向かうのではなく、敵に来させる戦い方を好む。また、それらの多くが「スピアマン」限定なので、歩兵中心の勢力。

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ヒーローは、アルバ王国乗っ取った最初のスコットランド王「ケネス・マカルピン」とシェークスピアの戯曲でも有名なスコットランド王「マクベス(上画像)」。「ケネス」は彼の反逆の逸話を再現し、ゲーム開始時にダイスを振り、その目に応じて敵ユニットを泥酔させたり、自らの軍に編入するというとんでもない能力を持つ。